
会社のすぐそばにあり前からずっと気になっていましたが、高級なイメージが先行してしまい、なかなか入る勇気が持てなかったお店です。いつも横目に眺めている私ですが、今日はレポーターとして堂々と店内に入りたいと思います。 重厚な扉を開けると、大人のムード漂う落ち着いた雰囲気が広がります。天井から垂れ下がる上質のレースや胡蝶蘭が、私をとても優雅な気持ちにしてくれます。気を良くしたところで、オーナーの小池さんが丁寧に迎えてくれました。物腰の柔らかい、笑顔のたいへん素敵な方です。彼は、大阪天満にあるイタリアンの老舗「ポンテベッキオ」をはじめ、関西各地で修行を積んだ経験豊かなソムリエです。ワインだけにとどまらず、本格的なイタリア料理まで作ることができるそうですよ。 |
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「マグロの軽いスモーク、 半熟卵のからすみをソースに」 |
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「鹿児島産黒豚の炭火焼カルヴァドス とりんごのソース」 |
エスプレッソの豆を細かく砕き、 シュー生地に練りこんで…。 |
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早速、ワインの好みを聞かれました。辛口が苦手な私のために選んでくださったのは、「ヴォルフ・リースリング」です。ぶどうがはっきり主張する果実感たっぷりのフルーツワインで、口あたりが軽くとてもなめらか。アルコール度が低いので、グイグイ飲めてしまいます。見事にハマりました。このように、自分に最適な銘柄を選んでいただけるなんて、まるでドラマの主人公になったみたいです。
料理はどれも手が込んでいて、見た目もたいへん美しいです。シェフ(ページの最後に写真あり)はフランス料理が専門ですが、イタリア料理からバターまで、どんなものも作ってしまう腕の確かな料理人です。生のマグロを瞬間くん製にして、半熟卵とカラスミをからめて食べる料理(写真左・上)は、あっさりしている中にもコクが感じられます。バラバラの食材が、口の中で融合する絶妙な感覚がたまらないですね。バターはさすが手作りだけあって、市販とは比べ物にならないおいしさです。ミルクを感じる味わいが素晴らしい。パンは表面がパリッと固く、中はしっとりモッチリしていて、まさに自家製ならではの食感です。肉料理(写真左・下)は、炭火で焼いただけの淡白な黒豚を、りんごのソースで食べるという意外性の高い1品。肉本来の甘さが引き立つ組み合わせに、旨味や香りを計算し尽くしたシェフのプロ意識と遊び心を感じました。その後、パスタ料理、デザート(写真右)と続き、ワインも合計3種類いただきました。素敵な料理の数々に、頬がゆるみっぱなしです。また、出てくるワインは料理に合っていて、しかもすべて私好みの味。まるで、VIPになった気分です。
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今日は、最高に贅沢な気分にさせていただきました。料理もワインもおいしく、そして何よりオーナーとシェフとの会話が楽しかったです。お二人のこだわりが、このお店のステイタスを創り上げているのだと感じました。ワインやコースの料理については、その日の天気や気温、お客様の体調、服装、好みを考慮した上で、1番適したメニューを提案してくれるそうです。つまり、自分だけのコースができるわけです。これ以上の贅沢はないでしょうね。恋人同士で来るもよし、上司と来るもよし、同性同士で来るもよしですが、私はあえて一人で来るのもよいと思います。ソムリエとシェフが織りなす、自分のためだけの空間…。ぜひまたここで、素敵な時間を過ごしたいです。
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