
毎日食べても飽きない。だから、ついつい通ってしまいます。ここは、女将の中川さんが一人で切り盛りしている店で、おでんや惣菜といった、いわゆるお袋の味を存分に楽しむことができる場所です。カウンターにびっしり並んだ色とりどりのおかずに、心も弾みます。 |
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| 冬はやっぱり「おでん」 |
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| 1品350円のおかずたち |
卵メニューは男性客に人気 |
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約5年前、もともと料理好きだった女将が、17年間勤めていた瀬戸内料理専門店を辞めて、独立したのがはじまりです。「少量をいろいろ盛って」「このおかずにカレー汁をかけて」など、客のわがままなリクエストに応えてくれるので、たいへん居心地のいい店です。一度来たら、また来たくなるような、温かい雰囲気がありますね。
一品目は、人気メニュー「パリパリ餃子」(写真上)です。8個で1人前ですが、小ぶりなのでパクパク食べられます。具に入っている野菜は、ニラとネギだけ。ニンニクを使わないので、女性にも安心です。食感は、名前の通り“パリパリ”。これは、火力が強いこと、水と油のバランスがちょうどよいこと、具を多くしないこと、にあるそうです。が、1番のポイントは、直前に包むことでしょう。野菜の水分が染み出て、皮が湿ってしまうのを防ぐ効果があるそうです。いろいろな気配りが融合して、絶妙の味に仕上がるみたい。スパイシーなこの餃子、病み付きになる人が続出なのです。
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さて次は、定番の「おでん」(写真左・上)です。薄味のだしは、これだけを頼んで味噌汁のように飲む人がいるくらい、あっさりした品のよい味わい。大根、卵をはじめ、常時約20種類のネタがぐつぐつと煮込まれています。しっかり味が染み込んだ柔らかい大根を、ひとたび口にすると、全身がポカポカしてきます。おでん、と聞けば会社帰りのサラリーマンを想像する人が多いと思いますが、この店は意外に若い人が多く、全体の約7割を占めています。また、誰でも気兼ねなく入ることができるので、一人で利用する女性客も多いですよ。かく言う私も、常連の一人ですから(笑)。
一人暮らしだと、ついつい栄養が偏って野菜不足になりがちです。そのせいか、ここに来る人(とくに若い世代)は、野菜を使ったおかずをたくさん注文するようです。実家から離れて、ふと、お袋の味が恋しくなったとき、ここの家庭料理を食べて、元気を取り戻すのかも知れません。それに応えるように、女将は毎日、開店4時間前から仕込みをします。新鮮な食材を使い、客の健康を考えた野菜料理を何品も、何品も作っています。
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