
小さい頃からその存在を知っていた、憧れの料亭。なのに、1度も入ったことがないのは、あまりにも敷居の高い場所だったから。昨年6月、建物のリニューアルを機に、メニューも一新。お手頃なランチが登場し、若い女性客が急増したとか。ならば、私も行かなくちゃ!
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手前:素材本来の色を活かした 美しい"みょうが寿司"
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旬の新鮮な本鰹を ポン酢であっさりといただく |
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弾力があって、モチモチ! 老若男女問わず人気の"レンコン饅頭" |
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福山駅を南へ徒歩8分。国道2号線に面した、ここ加寿美荘は、大正13年創業の老舗料亭です。オフィス街の便利な場所に位置し、行き交うビジネスマンの目を思わず奪ってしまう、数寄屋造りの雅な建物。いかにも高級感が漂っています。 和食系のお店は、たいてい玄関で靴を脱ぎますよね?そんなイメージを見事に裏切り、靴を履いたまま土間伝いに部屋へ。店内を土足で移動できるとあって、ベビーカーや車椅子を使用する方にたいへん喜ばれているそうです。 160坪の土地に、全8室(大広間を含む)のゆったり設計。座敷も人気ですが、大きな一枚板のテーブルにシックな椅子をあしらえた、モダン和風な洋室も素敵。今日はその洋室で、池を配した中庭を観賞しながら、日本料理に舌鼓をしたいと思います。
「八寸」(写真左上):みょうが寿司、太刀魚の味噌焼き、だし巻き、もずくなめこ、そら豆の塩茹で、よもぎ団子 「刺身」(写真右):本鰹のたたき 「蒸し物」(写真左下):蓮根饅頭の野菜餡かけ 「焚き合せ」:ひりょうず、小芋、長なす、おくら 「小鉢物」:ミル貝、胡瓜 「汁物」:鯛の粗と豆腐のお吸い物
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松花堂弁当は、本塗りの器に品よく盛られた4つの料理と、小鉢、汁からなる、一見贅沢なランチメニュー。ピカピカに光ったご飯(農家から直接、米を買い付けている)と手作りの漬物付きで、1800円!サービス料不要、個室の予約もOK。かなりお値打ちです。 新鮮な旬の素材が活かされるように、すべてが薄味。創業当初から様々な客のニーズに対応してきただけあって、歴史ある店ならではの自信の程が窺えます。先代から受け継いで現在まで培ってきた秘伝のダシは、究極の天然素材を素に作られています。もちろん企業秘密。
総檜の数寄屋造り。塗り物の器はすべて本塗り。イミテーションとは違い、修繕にかかる費用は相当なもの。それでも本物にこだわるのは、由緒正しい料亭のプライドなのかも知れません。「長持ちしますから(笑)」と、女将。柱1本、皿1枚にも妥協を許さない彼女の精神は、華やかな料亭の女将という顔を持ちながらも、舞台裏では甲斐甲斐しく客間の窓を拭いている、こんな姿に表れていました。
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