
この店名、ユニークでしょう?そう、お察しの通りシェフのお名前も「祥嗣(しょうじ)」さんでした。店内は重厚感があり、大人のムード満点。「赤ちゃん用に離乳食のコース料理もお作りしますよ。」と、マダムの一言。えっ?子連れでも入れるの?フレンチで離乳食?
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香ばしい車エビとスズキを 特製のハーブのソースで
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宮崎産の日向夏は ご当地からのお取り寄せ |
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こちらのお店は16年前の創業以来、ずっと本物にこだわり続けてきたそうです。マダム曰く、「開業当初から、添加物は一度も使ったことがありません。野菜もハウス栽培のものは使用せず、季節のものだけをお出しします。本物はおいしいですよ。」…実に徹底しています。 「前菜」(写真右)は彩りが良く、箸をつけるのがもったいないくらい。ん、これは山芋?消化を助ける山芋は最初に食べると良いそうです。「からだにやさしいミニコース」というネーミング通り、健康を考えた細やかな気遣い。コンソメスープを混ぜて作ったという、ブロッコリーと玉ねぎのムースはクリーミーでおいしく、赤ちゃんやお年寄りにも良さそう。 スープの次は「メインディッシュ・お魚料理」(写真左・上)。主菜って、大抵はお肉や魚の横に野菜が添えられている程度でしょう?でも、これは野菜がたっぷり!決して重くならず、むしろ胃に優しい。周りを縁取るトマトとブルーベリーがとても華やかです。焼き目をつけてから蒸した、車海老とスズキ。これらは、刺身になるくらいの鮮度ですって。また、ソースが実においしい!ハーブの風味が効いた、甘酸っぱい味わいがクセになりそう。 「デザート」(写真左・下)は、チーズケーキ&フルーツ。オリゴ糖だけを使用したケーキは、口当たり滑らかでさわやかな味。普通、チーズケーキといえばコクがあって、全部食べると口の中がもったりすると思いません?これは全然しつこくなく、逆にあっさりしています。ババロアに近いイメージかな。日向夏(=柚子の香りがする柑橘)の酸味とマッチしています。
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自信があるから、離乳食にも、介護食にも対応ができる。丸見えのキッチンは、カウンターに座る客に「悪いものは何一つ使いませんよ。どうぞ覗いてくださいな。」と言っているかのよう。体に良いものしか扱わない、シェフとマダムの誇りを感じました。フランス料理でここまでできるとは。ヘルシーは、和食の専売特許と思っていた私。目から鱗が落ちました。 店主のこだわりは、食材だけではありません。内装もまた、本物を追求して作られたものです。インテリアコーディネーターの資格を持つ私は、入店後すぐから柱や照明に注目していました。テーブルは一枚板、椅子は一脚ずつ手作り…見れば見るほど良い物ばかり。16年間、1度も修繕することがなかったことも頷けます。木材にしろ、食材にしろ、良いものは長持ちをさせますね。建物を、家具を、そして人を。
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