
今年の4月にオープンした、ゆめさくらという庄原市の施設の中に「花ほぼろ」はあります。ゆめさくらは庄原で採れた野菜や加工品を販売するお店や、食と農をテーマにした交流ホールもある、いわば食に関する複合施設。中国縦貫道の庄原ICから3分と近いので、ちょっと寄って行かれる方も多いとか…。ここにはよくパンを買いに来るんですが、花ほぼろは前から気になっていたお店なんです。
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さて、今回出していただいたのは、こちらで人気のあるメニューの「花ほぼろ膳」と「文覚膳」。どちらも庄原で採れた新鮮な食材ばかり使ってあります。たとえば「花ほぼろ膳」には、比婆牛の焼肉や鯉のさしみ、ワニの串揚げなど…。「フカのことをここら辺ではワニというんです。他の魚より日持ちが良いので、昔の人の知恵なんでしょうね。祭りや行事のときには必ず食べてましたよ」と店長さんの話に耳を傾けながらパクリ。うん、おいし〜〜い。庄原に住んでいても、しょっちゅう食べれるわけではありませんものね。「文覚膳」のとろろかけ麦ご飯もさっぱりしていてヘルシーです。こちらにも川魚のますの塩焼きやふきの佃煮など、もちろん地元の食材が使ってあります。
ところで、さっきから気になっているのがごはん。庄原産だからというのもわかるけど、とにかくおいしい。店長さんにその秘密を聞くと…「かまどで炊いているからでしょう。お茶や汁物もかまどで作っているんです」とのこと。なるほど…おいしいのもわかるような気がします。店の奥には3つのかまどがあり、懐かしがって見せて欲しいと言う方もいらっしゃるとか。食材だけでなく、こんなところにもこだわりがあるんですね。
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鯉のおさしみが乗せてあった小さな籠。これがほぼろだそうで(実際はもっと大きい)、ちょっと野や山に木の芽を摘みに行くときに使ったそうです。「これから店の名をつけたんです」という店長さんの話の中に、この土地に対する愛情みたいなのを感じることができました。昼間はICからのお客様が多い花ほぼろも夜は「森の居酒屋」として地元の人たちの憩いの場になるとか。いろり端で酌み交わすお酒もきっとおいしいことでしょう。
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